2024年04月25日
BW-15J トレーニングガン
空薬莢やスナップキャップが宙を舞う!
非常に珍しい製品のサンプルが入ってきたので紹介します。
「BW-15J」
当製品は展示会・ディスプレイ・講習会などで使用することを目的に開発された製品で、外見はラバーや樹脂ではなく実銃と同じ超々ジュラルミン(7075-T6)を使用。近年では高級エアガンでも同じ素材も使われています。
製品展示用に使用する為にすべての寸法は外観・素材は実銃のAR-15と同様になっています。かつ、樹脂やラバー素材のトレーニングガンより強度が高いので、光学機器などが脱落することはありません。
トレーニングガンと言えば、Blue gun社の製品などが挙げられます。これは重量やサイズなどが実物準拠なので、実銃同等の環境でトレーニングができ、かつ一目でトレーニング用とわかる青色で作られている点がセールスポイント。
UTM社 AR-15 5.56 MMR/BLANK KITから引用 "https://utmworldwide.com/product/ar15m16m4-mmrblank-kit/"
他にも空包などを用いた訓練用には青色塗装された訓練用ボルトがあったりします。
ここで今回の製品「BW-15J」に戻りますが、こちらも不特定多数が触ることを考慮して非常に高い安全性にも考慮されており3つの特徴があります。
※2024/4/26追記 本製品は4月上旬、所轄警察署 担当の方に事前のアポイントを取った上、現物を持ち込み製品を確認してもらっています。
1.オリジナル ダミーボルトキャリア
2.ダミーバレル
3.80%ロアーベース
ここからは上記3点についての説明。
1.ダミーボルトキャリア
実銃などにも使われる素材と同等のスチールを利用しているので外見も非常にリアルですが、一部寸法が変更されています。
ボルトの中にファイアリングピン(撃針)はありますが、ハンマーで叩けないように画像の赤い下部を延長。付属しているダミーの撃針も先端がデフォルメにより存在しないので雷管を叩くことができません。
それだけでなく弾を押し上げるボルトの部分もファイアリングピンが雷管を叩く貫通穴がオミット(省略)されており射撃できないようになっています。
上からBW-15J/KSC(ガスブロ)/MWS(ガスブロ)のボルト比較です。BW-15Jのボルトは窪みが深くリアルな造形になっています。BW-15Jでは従来のガスブローバックガンで出来なかったフィールドストリップ(整備分解)も再現できます。
バッファースプリングの分解は省略しています。
2.ダミーバレル
展示会などではバレルを外せば安全性を確保することができますが、バレルがあることでよりリアルに訓練することができます。フラッシュハイダーは14mm逆ネジではなく実物と同じ1/2-28インチサイズになっています。バレル内部は中身が切削されていない点は無可動実銃に似ていますね。
スナップキャップ(訓練用模擬弾)を使用して、装填までの一連の練習やジャム(装弾不良)からの回復トレーニングができます。空薬莢でも飛ばして遊ぶことができますが、空薬きょうは弾頭部が無いためマガジンからチャンバーへ押し上げ時に先端が引っ掛かることがあります。もし遊ぶ場合は直接薬室に入れて飛ばした方がいいですね。スナップキャップ(訓練用模擬弾)が入る薬室スペースを除いてバレル内部は切削されていないので、悪意のある第三者がボルトを交換した場合でも弾丸が正常に発射されることはありません。
3.80%ロアーベース
これは名前の通り80%しか完成していないロアレシーバーのことです。ガスブローバックのAR15を分解したことがある方は一目でわかると思いますが、トリガーやファイアリングピンを叩くハンマーなど撃発装置が入る部分が一切切削されておりません。射撃に関する心臓部がないので万が一のトラブルが発生しません。
SHOTSHOW2024 Trijiconブース展示に使用されている80%ロアーのデモガン。光学機器系ブースでは様々メーカーの80%レシーバーを利用したデモ機がいくつものがあった。
結果としてこの銃から弾丸を発射しようとするには、アッパー&ロア&ボルトキャリアー&バレルを全て用意する必要があり、実質的に弾丸を発射可能なAR15を1丁用意する必要がある為。、悪用が出来なくなっています。
上記3つのセーフティにより高い安全性を誇るのが「BW-15J」の特徴です。
2024/4/26追記
※本製品は4月上旬、所轄警察署 担当の方に事前のアポイントを取った上、現物を持ち込み製品を確認してもらっています。
モデルガンのようですが、一部が無可動実銃のようにな設計になっています。しかし無可動実銃と異なり、ボルトなど可動部分が多い点はヨーロッパなどで販売されている"Deactivated Gun" (不活性化された銃)と呼ばれる海外版無可動実銃に近いです。こちらは現代銃よりもWW2のラインナップが多いですが、海外にもコレクター向けに同じようなジャンルが存在します。
こういった確実に発射できないシステムはPTSD(心的外傷後ストレス障害)で悩む退役軍人の家族からの悩みの声もあったそうです。日常生活への復帰が困難であったり、安定しないことも多いそうですが現役時代のように銃を触ったりする時は比較的落ち着くこともあり、リハビリとしてスポーツ射撃などが行われる場合があります。映画「アメリカン・スナイパー」著者であるクリス・カイル氏も退役後にPTSDに悩む帰還兵や退役兵支援をしていましたが、その支援活動としてPTSDを患う元海兵隊員を連れ射撃訓練を行っていたところ突如、元海兵隊員から銃撃を受けて亡くなっています。
Embed from Getty Images
2022年、銃規制を公約にしていたバイデン大統領の元、ATFによって施行された法改正2021R-05F(定義 銃のレシ―バーとフレーム)によって80%レシーバーも購入時に実銃同様シリアルの刻印とFFLによるバックグラウンドチェックが必要となりました。そのため当製品の利点であった安全に展示会・ディスプレイ・講習会などで使用したい場合も実銃を買うのと同じ審査・ステップが必要になってしまいました。
BW-15Jはその計画を日本向けに一部仕様を変更、全て新規でBallistic Millor Weaponsで製造。本来は80%ロアにはセレクターとトリガーピン用のホールがありませんが、日本向けにローカライズして取り付けできるよう加工しました。トリガー機構はありませんが、グリップ取り付け基部に入れるスプリングがあるのでクリック感を楽しむことができます。エアソフトガンのレシーバーはセレクター SEMIの上にフルオート射撃するためのフルオートシアピンがありますがあえては作らず民間用セミオート限定モデルを再現しています。それだけでなく好きな刻印を入れて楽しむことができるように、あえてセレクターまで含めて無刻印に仕上げています。トリガー以外に関しては実銃と同じ外見です。
当初はバレルとボルトのみ販売予定でレシーバーに関してはVFC製を購入者の方に別で用意してもらう予定でしたが、レシーバーのロットや個体差や相性などで正常に動作できない可能性を考慮して全ての部品を新規で製造。このためにエアガン用のレシーバーをわざわざ80%にしてもらっているのは「BW-15J」だけだと思います。
私物のVFCのレシーバーにバレルとボルトを試しに組んでみましたが、特に問題はなさそうでした。ただボルトキャッチは互換性がないためボルトを停止させることができないこと、マガジンから薬室に装填できないのでボルトを引きながらエジェクションポートからカートを入れればカートを飛ばすことができます。
トリガーやハンマーがあるガスブローバックのAR15系のトイガンの方がサバゲーなどで遊べるだけでなく、トリガーを引いてハンマーが落ちる感覚や射撃などを楽しめます。しかし都市部の住宅などでは近隣や家族に配慮して空撃ちしかできない方も多いとは思いますが、その時にオススメがBW-15Jです。空撃ちができない分、模擬弾やダミーカートなどで装填を遊ぶもよし、フィールドストリップのタイムを競うもよし、ARユーザーが余らせているパーツを出してみたり別の方向性で楽しんでみるのはいかがでしょうか?家の壁に飾ってみたりコスプレや映像作品を作る時にも良さそうです。
10~12月頃発売予定
8月 予約開始 予定
限りなくリアルな質感と外観、カスタマイズ性を手にしてみませんか?
その他の詳しい詳細に関しては続きはこちらから
BW-15Jトレーニングガン続報!
価格は169,800円(税込)
※価格は予定であり変動する場合があります。
ネットでの購入はコチラから
非常に珍しい製品のサンプルが入ってきたので紹介します。
「BW-15J」
当製品は展示会・ディスプレイ・講習会などで使用することを目的に開発された製品で、外見はラバーや樹脂ではなく実銃と同じ超々ジュラルミン(7075-T6)を使用。近年では高級エアガンでも同じ素材も使われています。
製品展示用に使用する為にすべての寸法は外観・素材は実銃のAR-15と同様になっています。かつ、樹脂やラバー素材のトレーニングガンより強度が高いので、光学機器などが脱落することはありません。
トレーニングガンと言えば、Blue gun社の製品などが挙げられます。これは重量やサイズなどが実物準拠なので、実銃同等の環境でトレーニングができ、かつ一目でトレーニング用とわかる青色で作られている点がセールスポイント。
UTM社 AR-15 5.56 MMR/BLANK KITから引用 "https://utmworldwide.com/product/ar15m16m4-mmrblank-kit/"
他にも空包などを用いた訓練用には青色塗装された訓練用ボルトがあったりします。
ここで今回の製品「BW-15J」に戻りますが、こちらも不特定多数が触ることを考慮して非常に高い安全性にも考慮されており3つの特徴があります。
※2024/4/26追記 本製品は4月上旬、所轄警察署 担当の方に事前のアポイントを取った上、現物を持ち込み製品を確認してもらっています。
1.オリジナル ダミーボルトキャリア
2.ダミーバレル
3.80%ロアーベース
ここからは上記3点についての説明。
1.ダミーボルトキャリア
実銃などにも使われる素材と同等のスチールを利用しているので外見も非常にリアルですが、一部寸法が変更されています。
ボルトの中にファイアリングピン(撃針)はありますが、ハンマーで叩けないように画像の赤い下部を延長。付属しているダミーの撃針も先端がデフォルメにより存在しないので雷管を叩くことができません。
それだけでなく弾を押し上げるボルトの部分もファイアリングピンが雷管を叩く貫通穴がオミット(省略)されており射撃できないようになっています。
上からBW-15J/KSC(ガスブロ)/MWS(ガスブロ)のボルト比較です。BW-15Jのボルトは窪みが深くリアルな造形になっています。BW-15Jでは従来のガスブローバックガンで出来なかったフィールドストリップ(整備分解)も再現できます。
バッファースプリングの分解は省略しています。
2.ダミーバレル
展示会などではバレルを外せば安全性を確保することができますが、バレルがあることでよりリアルに訓練することができます。フラッシュハイダーは14mm逆ネジではなく実物と同じ1/2-28インチサイズになっています。バレル内部は中身が切削されていない点は無可動実銃に似ていますね。
スナップキャップ(訓練用模擬弾)を使用して、装填までの一連の練習やジャム(装弾不良)からの回復トレーニングができます。空薬莢でも飛ばして遊ぶことができますが、空薬きょうは弾頭部が無いためマガジンからチャンバーへ押し上げ時に先端が引っ掛かることがあります。もし遊ぶ場合は直接薬室に入れて飛ばした方がいいですね。スナップキャップ(訓練用模擬弾)が入る薬室スペースを除いてバレル内部は切削されていないので、悪意のある第三者がボルトを交換した場合でも弾丸が正常に発射されることはありません。
3.80%ロアーベース
これは名前の通り80%しか完成していないロアレシーバーのことです。ガスブローバックのAR15を分解したことがある方は一目でわかると思いますが、トリガーやファイアリングピンを叩くハンマーなど撃発装置が入る部分が一切切削されておりません。射撃に関する心臓部がないので万が一のトラブルが発生しません。
SHOTSHOW2024 Trijiconブース展示に使用されている80%ロアーのデモガン。光学機器系ブースでは様々メーカーの80%レシーバーを利用したデモ機がいくつものがあった。
結果としてこの銃から弾丸を発射しようとするには、アッパー&ロア&ボルトキャリアー&バレルを全て用意する必要があり、実質的に弾丸を発射可能なAR15を1丁用意する必要がある為。、悪用が出来なくなっています。
上記3つのセーフティにより高い安全性を誇るのが「BW-15J」の特徴です。
2024/4/26追記
※本製品は4月上旬、所轄警察署 担当の方に事前のアポイントを取った上、現物を持ち込み製品を確認してもらっています。
モデルガンのようですが、一部が無可動実銃のようにな設計になっています。しかし無可動実銃と異なり、ボルトなど可動部分が多い点はヨーロッパなどで販売されている"Deactivated Gun" (不活性化された銃)と呼ばれる海外版無可動実銃に近いです。こちらは現代銃よりもWW2のラインナップが多いですが、海外にもコレクター向けに同じようなジャンルが存在します。
こういった確実に発射できないシステムはPTSD(心的外傷後ストレス障害)で悩む退役軍人の家族からの悩みの声もあったそうです。日常生活への復帰が困難であったり、安定しないことも多いそうですが現役時代のように銃を触ったりする時は比較的落ち着くこともあり、リハビリとしてスポーツ射撃などが行われる場合があります。映画「アメリカン・スナイパー」著者であるクリス・カイル氏も退役後にPTSDに悩む帰還兵や退役兵支援をしていましたが、その支援活動としてPTSDを患う元海兵隊員を連れ射撃訓練を行っていたところ突如、元海兵隊員から銃撃を受けて亡くなっています。
Embed from Getty Images
2022年、銃規制を公約にしていたバイデン大統領の元、ATFによって施行された法改正2021R-05F(定義 銃のレシ―バーとフレーム)によって80%レシーバーも購入時に実銃同様シリアルの刻印とFFLによるバックグラウンドチェックが必要となりました。そのため当製品の利点であった安全に展示会・ディスプレイ・講習会などで使用したい場合も実銃を買うのと同じ審査・ステップが必要になってしまいました。
BW-15Jはその計画を日本向けに一部仕様を変更、全て新規でBallistic Millor Weaponsで製造。本来は80%ロアにはセレクターとトリガーピン用のホールがありませんが、日本向けにローカライズして取り付けできるよう加工しました。トリガー機構はありませんが、グリップ取り付け基部に入れるスプリングがあるのでクリック感を楽しむことができます。エアソフトガンのレシーバーはセレクター SEMIの上にフルオート射撃するためのフルオートシアピンがありますがあえては作らず民間用セミオート限定モデルを再現しています。それだけでなく好きな刻印を入れて楽しむことができるように、あえてセレクターまで含めて無刻印に仕上げています。トリガー以外に関しては実銃と同じ外見です。
当初はバレルとボルトのみ販売予定でレシーバーに関してはVFC製を購入者の方に別で用意してもらう予定でしたが、レシーバーのロットや個体差や相性などで正常に動作できない可能性を考慮して全ての部品を新規で製造。このためにエアガン用のレシーバーをわざわざ80%にしてもらっているのは「BW-15J」だけだと思います。
私物のVFCのレシーバーにバレルとボルトを試しに組んでみましたが、特に問題はなさそうでした。ただボルトキャッチは互換性がないためボルトを停止させることができないこと、マガジンから薬室に装填できないのでボルトを引きながらエジェクションポートからカートを入れればカートを飛ばすことができます。
トリガーやハンマーがあるガスブローバックのAR15系のトイガンの方がサバゲーなどで遊べるだけでなく、トリガーを引いてハンマーが落ちる感覚や射撃などを楽しめます。しかし都市部の住宅などでは近隣や家族に配慮して空撃ちしかできない方も多いとは思いますが、その時にオススメがBW-15Jです。空撃ちができない分、模擬弾やダミーカートなどで装填を遊ぶもよし、フィールドストリップのタイムを競うもよし、ARユーザーが余らせているパーツを出してみたり別の方向性で楽しんでみるのはいかがでしょうか?家の壁に飾ってみたりコスプレや映像作品を作る時にも良さそうです。
10~12月頃発売予定
8月 予約開始 予定
限りなくリアルな質感と外観、カスタマイズ性を手にしてみませんか?
その他の詳しい詳細に関しては続きはこちらから
BW-15Jトレーニングガン続報!
価格は169,800円(税込)
※価格は予定であり変動する場合があります。
ネットでの購入はコチラから
🛒 Ballistic Millor Weapons製 BW-15J トレーニングガン
Posted by maitri(マイトリー)
at 17:37
│商品紹介