2023年04月29日

ハイダーのお話


突然ですが皆さんはハイダーがどういったものかご存じですか?

ハイダーとはフラッシュハイダーの略で銃口に付けるアタッチメント…というのが一般的なイメージですが厳密には異なります。
エアガンではほぼ見た目だけのアイテムなのでその認識で困ることはあまりないですが実銃の話になると混乱の原因になるので知っておいて損はないと思います。
今日はそんなハイダーの雑談です。

まず国内では銃口に取り付けるものはサイレンサー以外全てハイダーと呼称されるのが一般的ですが、実銃ではサイレンサーなども含めた銃口に取り付けるアタッチメントは「マズルデバイス」と呼ばれ、フラッシュハイダーはマズルデバイスの1カテゴリーとなります。そのため国内でハイダーと呼ばれていても実際はハイダーではないものが多く存在するという訳です。

そんな「マズルデバイス」ですが、大まかに分類すると以下の5つとなります。
※メーカーによって基準や命名が異なる他、複数の機能を追加したハイブリッドモデルも多く存在しています

フラッシュハイダー

日本語では「消炎器」と呼ばれるように銃口から発生する発砲炎を抑える機能があります。
「フラッシュサプレッサー」とも呼ばれることもありますが、サウンドサプレッサー(サイレンサー)とは別物です。
初期はラッパ型で射手側から見える発砲炎を隠して狙いやすくする物でしたが、その後は発射ガスを減圧/冷却して発砲炎の発生を抑制する方向に進化していきました。
なお後述のコンペンセイターの機能も追加されたものが多く、消炎機能のみのハイダーは少数だったりします。


リコイルコンペンセイター

発射ガスを上部や左右後方などに流して反動や銃口の跳ね上がりを抑制するデバイスです。
日本語では「銃口制退器」で「マズルブレーキ」とも呼ばれます。
ハンドガンなどは「ポーテッドバレル」などの銃身に組み込まれている物も多いです。
なお単に「コンペンセイター」と呼ばれることが多いですが、後述のリニアコンペンセイターを指す場合もあります。


マズルシュラウド

「リニアコンペンセイター」とも呼ばれ、発射ガスを前方に集中させているのが特徴です。
射手の耳の負担が軽減される他、左右にガスが流れないことからシューティングレンジでも好まれています。
なおガスを前面に指向させる関係でラッパ状の物が多く、発砲炎を隠すタイプのフラッシュハイダーとして扱われることも多いです。


マズルブースター

銃口から出たガスを銃の作動に使うためのデバイスのことで、初めから銃の機構に組み込まれていたり短銃身化によるガス圧不足を補う目的で採用されることがあります。
他には拳銃用のサウンドサプレッサーには重量増加による動作不良を抑えるためにマズルブースター機能が付いていることが多いです。


サイレンサー

日本語では「消音器(減音器)」で、「サウンドモデレーター」、「サウンドサプレッサー」とも呼ばれます。単にサプレッサーと呼ばれる場合は大抵がこちらを指します。
発射ガスによる音や光を大幅に抑制することが可能で、敵からの隠匿だけでなく射手の保護や連携の向上目的でも使用されます。
犯罪利用防止の点から多くの国で所持が制限されています。


余談ですがXM177についてるコレはモデレーターとなり限定的ですが減音効果があります。
そのためアメリカの法律でサイレンサーと同じ扱いを受けてしまうため、減音機能が無いレプリカが出回っています。


といった具合に結構複雑です。
そしてここまで説明しておいてアレですが、メーカーによって呼び方が違うので名前だけで機能を判断するのはほぼ不可能だったりします。(え~?)

国内ではサイレンサー以外をまとめてハイダーと呼ぶのが一般的になったのも分かりますね。

  

Posted by maitri(マイトリー)  at 18:23商品紹介選び方・解説

2023年04月19日

BB弾の重量に関して

サバゲーに欠かせないアイテムのといえばBB弾。


BB弾は様々なメーカーから販売されていて種類も豊富です。バイオと非バイオ、カラーなど選ぶポイントは色々ありますが、今回は弾の重さにフォーカスしていきます。

大半のエアガンで使用されている6mmBB弾(直径が6mmの一般的なBB弾)でも0.2g0.25gなど、様々な重量の製品が用意されています。ですが、重量で何が変わるのかは特に明記されておらず、(どれを使えばいいの?)となったことは皆様経験あるかと思います。

そこで重さによって何が変わるのかまとめてみました。

弾の速度・飛距離
まず飛距離に影響する弾の速度ですが、重量弾は初速は遅いが減速しにくい軽量弾は初速は早いが減速しやすいといった特徴があります。ざっくり説明するとBB弾は速度が速いほど空気抵抗が大きくなり、多くのエネルギー失います。そのため重い弾をゆっくり飛ばす方がエネルギーのロスが減り距離が延びる傾向にありますが、重すぎると届く前に落下してしまいます。他にもホップアップの掛かり具合など様々な要素が絡みますが、飛距離を出すには銃のパワーに応じた重さを選ぶことが重要です。
少し複雑なことを言いましたが、飛距離に関しては基本的には国内の18禁エアガン・ガスガンでは0.25gがよく飛ぶと考えて問題ないかと。(海外の1ジュールオーバーなハイパワーガンなどはまた違ってくるかも)

着弾までの時間
先ほどの話と重複する部分ですが、弾の速度が変われば着弾までの時間も変化します。そのため近距離では軽量弾が先に届き、遠距離では重量弾が逆転します。到達時間なんかそんなに問題になる?と思っちゃいますが、動いているものを狙うことがおおいサバイバルゲームにおいては結構重要なんですよね。

命中精度
BB弾は重いほど風の影響を受けにくいため重量弾の方が弾道が安定します。インドアでは基本的に無風となるので重量による差は少なくなります。

被弾時の衝撃
重量弾はエネルギーを保ったまま飛んでいくので遠距離でも被弾に気が付いてもらいやすくブッシュの貫通性能も高くなります。ですが逆に近距離では過剰にダメージを与えることになる為、交戦距離が短いインドア・CQB系フィールドでは重量弾の使用を禁止していることがあります。


価格
基本的には軽量なほど一発当たりの価格が下がります。


といった具合に重さによっていろいろ特性が変わるので用途に合わせて選ぶことになります。ただこれだと結局どの重さを選べばいいのかわかりにくいと思うので、国内でよく普及している重さごとに特徴を紹介します。※本記事で紹介していない重さの弾もあります。



0.28g
国内でよく普及しているBB弾の中では最も重い弾です。
遠距離向けで交戦距離が長く草が多い森林系フィールドに向いていますが、初速が十分でなかったりセッティングによっては0.25gよりも飛ばないことがあるのでやや上級者向けとなります。単価も高いので、ボルトアクションライフルなど多量にBB弾を発射しないエアガン向けとも言えますね。



0.25g
多くの銃で飛距離が出しやすくアウトドアでは最もスタンダードな弾です。
当店でも一番人気の重さですが、交戦距離が短いフィールドでは使用不可能なこともあるので注意が必要です。



0.2g
近距離で有利なインドア向けの弾です。
風の影響を受けやすいので遠距離はあまり得意ではないですが、10~20mくらいまでの近距離では着弾までの時間が少なく避けられにくいといったメリットがあります。初速の遅い銃でもよく飛ぶ他、バイオなら大半のフィールドで使用可能なことから一番汎用性の高い重さとなります。コストパフォーマンスにも優れ1発当たりの価格が0.25gよりも25%程安いのも特徴です。



0.12g
10禁エアガン用の重さで、ライブカート式ショットガンで複数発装填するなど特殊な用途でない限り18禁のエアガンで使用されることはありません。

0.16g~0.18g
なおマイナーですが0.12gと0.2gの中間ポジションの弾も存在しています。近距離の打ち合いに特化した弾ですが、カート式リボルバーなど低初速の銃で活躍することがあります。


ざっとこんな感じです。いろいろ説明しましたが交戦距離が短ければ0.2g、長ければ0.25gと覚えておけば大丈夫です。またライフルは0.25g、ハンドガンは0.2gといった使い分けもできるので困ったら両方持っていくこともオススメです。ただしフィールドで使えないと意味が無いので、事前にフィールドのレギュレーションを確認することが重要です。


  

Posted by maitri(マイトリー)  at 11:55商品紹介選び方・解説